新規事業開拓、店舗移転の際にスケルトンの状態の物件を借りるよりも圧倒的にメリットが多いのが居抜き店舗を利用することです。
100を完成と仮定して、0から作る時間と費用と、60から作る時間と費用では、後者が断然時間も費用も抑えられます。
居抜き店舗を活用することを検討されてる方のために
今回は、居抜き店舗にするメリットについて紹介させて頂きます。
まず、居抜き店舗にするメリットで挙げられるのが初期費用が抑えられる点でしょう。
スケルトン物件の場合は、客席や厨房機器、内装まで全てお金がかかってくるところを居抜き店舗の場合は、それらにかかるお金を軽減することができます。
また居抜き店舗では、設備がある程度ある状態で受け渡されるので、内装工事に掛かる日数も減り、内装工事費用も浮かせることが出来るため、初期費用を大幅に抑えて利用開始することが可能なので投資回収までの期間も大幅に短縮できます。
初期費用が抑えられるのは、居抜き店舗を利用する上で1番のメリットと言えるかもしれません。
居抜き店舗やスケルトン物件どちらにも言えることなのですが、物件は借りた月から賃料が掛かります。
当然、工事の期間中も賃料がかかるので、工事期間が長いと売上がないのに月々の賃料のみが発生する状態になります。
居抜き店舗はある程度内装が整っていたり、厨房機器などの設置されていたりするので、工事期間を短く出来るため早く出店することが可能となります。
"初期費用を抑えられる"でも紹介しましたが、早く出店出来るので、早くに資金の回収が出来ます。
設備がある程度整っている居抜き店舗で引き取った状態から、足りないものを追加で揃えれば良いだけなので、スケルトン物件と比較するとお店を開くまでのスピード感は段違いでしょう。
飲食店に多いケースなのですが、飲食店の居抜き店舗を利用すると、以前のお店のお客さんもそのまま引き継げるというメリットがあります。
ただ、前店舗と同様の商売をそのまま引き継ぐのは難しいでしょう。
前店舗が好調だったのなら居抜き店舗として明け渡そうとはしないわけですから。
近しい商売を行う際は、全店舗とは大きく異なるアレンジを加えたり、価格帯の見直しを行うことによって同じ轍は踏まずに済む可能性が出てきます。
いかがでしたでしょうか?
今回は、居抜き店舗にするメリットについて紹介させて頂きました。
おさらいですが、居抜き店舗とは前店舗が利用していた内装、設備、備品等がついたままの物件のことです。
通常なら何もない真っ新な状態のスケルトンの状態からキッチンを作ったり、トイレを作ったり、空調設備を取り付けたりと、全て0から行う必要があります。
しかし、設備を残したまま、後継者に引き渡す居抜き店舗ではこれらが不要です。
初期費用を大幅に抑えることが出来るのが居抜き店舗なので、初期費用の予算が少ない方。
抑えたい方は是非検討されてみて下さい。