日暮里の貸店舗事情

カルチャーの発信地として知られている日暮里。
江戸時代には一般庶民の行楽地として親しまれ、明治から平成に至るまで様々な文化が生まれました。

そんな日暮里は、約10年前に行われた再開発により｢暮らす街｣としても注目を集めています。
街の東側には近代的なビルが建ち並び、西側には昔ながらの情緒あふれる景色が残っており、新旧が混ざり合っているのが今の日暮里です。

そんな日暮里駅を詳しく掘り下げていきます。これから店舗の出店を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。
今回は、日暮里の貸店舗事情について紹介させて頂きます。

下町風情が色濃い街「日暮里」

日暮里は山手線沿線にある下町エリアの街で、地元の人たちが等身大で暮らせる庶民的な雰囲気があります。
駅周辺もほどほどに栄えていて、日用品や外食に困ることはありません。

また、山手線の中でも日暮里は家賃が比較的安い傾向にあります。
街の雰囲気は、日暮里駅東口と西口でかなり違います。

駅の東口には、タワーマンションをはじめ、都心部らしいビルが立ち並び、飲食店や居酒屋などが集まっています。

ただし、栄えているのは駅前のみで、東口側のエリアには普段使い出来る中小規模のスーパーなどは点在していますが、デパートなどの大型店はありません。
必要に応じて上野まで足を運んで買い物をするといった暮らし方が日暮里の主流です。反対の西口の雰囲気は「ザ・下町」といった感じです。

高い建物がほとんどなく、住宅街が広がっています。
昭和を感じるような建物も多くあり、「谷中銀座」という、老舗のお店が立ち並ぶにぎやかな商店街もあります。

日暮里駅は交通の便に非常に優れており、JR山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、日暮里舎人ライナーと、5路線通っています。成田空港に乗り換えなし直行でいけるのは非常に魅力的なエリアですね。

日暮里の貸店舗事情

日暮里で、貸店舗を借りて事業を始めるなら、飲食店がお勧めです。日暮里は、和食のお店、居酒屋、カフェなどが合わせて700件以上あります。
特に多いのが和食店で、約300店舗ある競合エリアです。

和食が人気を集めるのには理由があり、日暮里駅から徒歩約18分のところに根津神社（ねづじんじゃ）というスサノオノミコトを祀っている有名な神社があります。
根津神社は、真っ赤な鳥居が連なる「千本鳥居」があり京都の「伏見稲荷大社」を彷彿とさせるため、国内、国外の観光客共に人気のフォトジェニックスポットです。

こういった点を踏まえても、観光客をターゲットにしたお店がお勧めです。
日暮里で人気の高い、和食のお店、居酒屋、カフェを出店検討されている方は、ぜひ日暮里を候補に入れてみてください。