ここでは居抜き店舗ってどれだけお得かについて分かりやすくまとめましたので良ければ参考にしてください。
今回は、居抜き店舗ってどれだけお得かについて紹介させて頂きます。

居抜き店舗がどれだけお得か

結論から居抜きのお得度はスケルトン物件の約「2倍」お得です。
展開したい店舗、業種などによっても掛かる費用というのが異なるので全てがこのパターンに当てはまるわけでは無いですが、

一般的には、スケルトンから飲食店の立上げを行なう場合、工事費用は1坪辺り平均30万〜50万と言われています。
それに対し、居抜き物件を利用する場合は、1坪辺り平均15万〜30万と、約2倍近い差があることがわかります。

更に居抜きの状態をうまく利用すればもっとコストを抑えて開業することが可能となります。

居抜き店舗は、新しい店舗を開業する際に、前テナントが残した内装や設備を引き継ぐことで、新規事業に掛かる初期投資を最小限に抑えることができます。
そのため、単純な見方をすると居抜き店舗は経済的に魅力的に見えます。

内装がスケルトン状態から店舗を作り始めると、設計、店内装飾、照明、キッチン設備、排水設備、インフラなど店舗運営に絶対に必要なものをたに購入する必要があります。
居抜き店舗では、これらが無いため大幅なコスト削減が可能です。

また、スケルトンから内装工事を着工する場合、完成までに時間が掛かります。
これもやりたい業種によって異なりますが2〜3ヶ月は空家賃を払わなければいけません。

居抜き店舗の場合は、既存の施設を利用するため、改装や再装飾の必要がほとんどなく、すぐに営業を開始することができます。

居抜きは前テナント開業5年以内

記者のおすすめになるのですが、居抜きは前テナントが開業してから5年以内の物件にまず絞って探しましょう。

5年という期間は設備に関係していて、厨房などの設備機器は5年を過ぎると中古の買い取り業者も、買い取ってくれません。
つまり引き継いだ設備が5年を経過していると価値としては無価値なものになります。

たいてい5年ぐらいすると業務用エアコンなどの大型な設備はオーバーホールといって、機器をバラして部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行うといった工程が必要になってきます。

万が一、故障で動かなくなったら営業が出来なくります。
夏場でエアコンが壊れたら、エアコン業者も繁忙期なので直ぐに取り替えの対応は難しく、そうなると目も当てられません。

修理が効かない場合は、設備の破棄と新しい設備の購入が必要といったダブルの出費が襲いかかってくることもあります。
これらの自体をできる限り回避するために、設備機器を引き継ぐ居抜き物件にとって5年区切りが一つの目安なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今回は、居抜き店舗ってどれだけお得かについて紹介させて頂きました。

居抜きを活用すれば、非常にコストを抑えて開業することが可能ですが、もともとあった設備や内装をそのまま利用するという前提です。
大幅なレイアウトチェンジを行なったり、引き継いだ設備の故障や経年劣化により設備の買い替えが多発した場合にはその分コストが上振れするのでしっかりと内見時に調査することが大切になってきます。