居抜き物件とは何？

居抜き物件とは、以前に入居されていたお店の内装・什器・その他設備などが残ったままの状態で貸し出している物件の事を言います。

何も無い状態の物件に比べ、内装・什器などをそのまま使用する事ができるため、開業時のコストが抑えられ、また開業までの時間も短縮する事ができます。

居抜き物件の注意点とは？

厨房機器・冷蔵庫などの設備をチェック

契約内容にもよりますが、厨房機器・冷蔵庫などの設備が故障した場合、借主負担での修理になる場合があります。

前店舗の退去理由は？

前店舗が繁盛店だった場合、お店のイメージは勿論良いと思いますが、経営不振だった場合、自ずとお店のイメージは悪い可能性があります。
どこまで教えてくれるかは分かりませんが、不動産屋さん又は大家さんに退去理由を探って見るのも良いかと思います。

居抜き物件を借りるメリット

開業時のコストが大幅に減らせるメリットがあります

美容室・飲食店などを開業する際の設備投資額は何百万円〜何千万円とかなりの費用がかかります。
設備・内装をそのまま利用できれば、開業時のコスト、そして開業までの時間も大幅に短縮されます。

常連客がいる

仮に前店舗が繁盛店だった場合、既にお店の存在が多くの方に周知されています。
お店の存在を多くの方に知れ渡っている分、物件によってはかなり有利になります。

居抜き物件を借りるデメリット

イメージに合わない内装

居抜き物件の場合、既に内装は出来上がっていますので、希望されるイメージとかけ離れている場合、ご自身で変更を行わなければなりません。

什器・設備が古い場合がある

引き継いだ什器や設備が古く実際には使用できない、又は修理が必要となる場合があります。
しっかり確認をしないと、余分に費用が発生する場合があります。

造作譲渡費用とは？

居抜き物件には、前店舗の内装・什器・設備等の造作譲渡費用が発生する場合があります。
譲渡費用については、残されている什器・設備などは退去予定者の持ち物となるため退去予定者が決めるケースが殆どです。

造作譲渡費用は交渉が可能？

交渉がうまく行くかは物件によってですが、大抵の物件では譲渡費用の交渉を行うケースが多いです。
不動産屋さんや大家さんが間に入るケースもありますが、一般的に退去予定者との交渉となります。

まとめ

開業後の負担を少しでも減らす1つの方法として居抜き物件をご検討されて見るもの良いかと思います。
100％イメージに合った居抜き物件を見つける事は正直な所、難しいと思いますが資金・その他条件を考慮し、最適な居抜き店舗を探してみてください。