物件選びと立地選びは切っても切れない重要な要素です。
物件は賃貸住宅同様に、希望の条件を満たすものを吟味すれば、立地選びに慣れている方というのは少ないでしょう。
立地の基本的な選び方を抑えつつ重要な現地調査についても分かりやすくまとめました。
今回は、店舗を設ける立地の選び方について紹介させて頂きます。
お店の売上に影響する要因はなんでしょう?
値段、品質(味)、内装、立地、接客サービスなどなど色々な要素で売上は変動するかと思いますが、今挙げた中で1度出店してしまうと変更できないのは立地です。
値段も品質(味)も内装も接客サービスも改善しようと思えば改善することは可能ですが、立地だけは移転しない限り変えることは出来ません。
お店を出店する際、1000万円前後の費用が掛かるので、立地がダメだったからまた1000万円出して移動しようとは気軽に思うことは出来ませんよね。
しかし、何をしても売上は伸び悩み開業資金を取り戻そうと赤字のままずるずると営業を続けてしまっているという事例は数多くあります。
立地の重要性を表す言葉で、「立地7割」というものがあり、どんなに頑張っても立地が悪ければ売上はたいして上がらないほど立地は重要なのです。
好立地を見分けるには3つのルールがあります。
これらのルールを抑えて自社で優先すべき点と照合させて店舗を設ける立地を選ばれて下さい。
「商圏」とは、お客が来る範囲の事です。
立地が安くてもお客さんが来る範囲でなければどうすることも出来ません。
「競合」とは、自社と同業種、または代用性のある競合店が商圏内にどれだけいるのか、勝算は見込めるのかを見極める必要があります。
「土地の特性」とは、そのエリアの歩行者や、そのエリアにお店を構えた際のお店の見え方など。
観光客が多い、鎌倉や京都のような古い町並みに近未来のような自店舗が噛み合うのか、街並みに合わせなくても客は来てくれるのか。
など土地の特性を深く掘り下げて調べる必要があります。
これらの基準を満たして勝算が見えて初めてスタートラインに立てるのです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、店舗を設ける立地の選び方について紹介させて頂きました。
ビジネスを始める際、日本でも「立地7割」言葉があるようにアメリカでも同じような言葉があります。
お店をを出すときに重要なものを3つと言えば?という問いに、「Location、location、location!」という決まり文句。
直訳すれば、「立地、立地、立地」というほどお店にとって「立地」は重要な事なのです。
どの国でも店舗経営の歴史の中で定着するほど立地は重要なのです。
他の記事でも店舗の立地について深堀して紹介していきますので良かったら参照してください。