居抜き物件のチェックポイント

出店コストを大幅に抑えることが出来る居抜き物件はメリットも多くありますが、一方で失敗して閉業した曰くつきの物件という一面も持っています。

大幅にコストを抑えられる反面、実は、リスクやデメリットも隠れているものです。なので居抜き物件を選ぶ場合には、慎重になる必要があります。

今回は、居抜き物件のチェックポイント紹介させて頂きます。

居抜き物件を見抜くチェックポイント

居抜き物件に限ったことではないですが、店舗賃貸契約する場合いくつも確認すべきポイントがあります。
特に居抜き物件は慎重に何度も何度も検討する必要があります。

何故ならそこで失敗して撤退していることが理由の大半だからです。
これを踏まえた上で居抜き物件でチェックすべき項目をまとめて紹介しましょう。

前テナントの退去理由

必ず前テナントの撤去理由は確認しましょう。
飲食店の退去理由の多くが経営の悪化によるものです。

そうした場合、同業種がお店を構えても難航する恐れがあります。
リスクを承知の上といってもなんらかの戦略をうつ必要があります。

不動産に退去の理由を聞いても「経営悪化」によるものと回答はしてくれるでしょうが、「真の」撤退理由は分からないので調査が必要です。

周囲の競合店

建物の周辺に競合店があるか必ず確認しておきましょう。
競合店は自店舗の売り上げに大きく影響を及ぼします。

インフラ設備

居抜き物件は内装設備などを引き継げることが最大の魅力です。
この引き継ぐ設備が問題無く使用可能なのか、電気、ガス、水道などのインフラ設備、ダクトの機能まで隈無くチェックしましょう。

内装、外装などの変更する箇所

居抜き物件を全てそのまま利用する方は少なく、自店舗らしさを出すために幾つか変更するでしょう。
壁や床をコンセプトに合わせたものに変えたい場合、コスト面やそもそも変更可能なのかなど確認しておきましょう。

特に外装の外看板に関しては集客にも繋がるのでどういった看板を付ける予定か、その看板は承諾を得られるのかなども不動産屋に尋ねておきましょう。

居抜き物件はネガティブイメージを持つ

居抜き物件は良くも悪くも前の店舗のイメージを引きずってしまいます。
その為、たとえば飲食店で内装や設備を中古で引き継いでOPENして、来店したお客さんに「対して変わって無かった、味も大差無かった」と思われたら最悪です。

実際の場合、味の評価は美味しさだけでは決まりません。
料理の味だけでなく、値段、雰囲気、サービスによって大きく変動します。

内装や設備を中古で引き継いだ場合、雰囲気の項目を捨てて、その他で勝負するしかありません。
値段はそこまで大きく差をつけることは難しいでしょう。

サービスも大差が付くことは無いでしょう。
となるとネガティブイメージを引き継ぐことになりかねないので、ネガティブイメージをどうやって払拭するかが重要となってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、居抜き物件のチェックポイント紹介させて頂きました。

初期コストを抑えられて、内装工事なども素早く終わるため、スケルトン物件よりも気軽に開業しやすい居抜き物件ですが、居抜き物件にはハズレがあることも事実です。

居抜き物件は、その場所で失敗した中古品なので何かしらの問題があるはずなのです。

その問題を見つけて解決しないことには同じ場所で同様に商売を始めても手痛い結果になってしまうかもしれません。
OPENしてから物件の粗に気づいても後の祭りです。
そんなことにならない為にも内覧のときからチェックポイントを抑えて居抜き物件の良し悪しを見定めましょう。

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