居抜き物件を選ぶときの注意点

個人で貯金してお店を持ちたいと思っている人には残念な話しですが、店舗開業は、初期費用や内装工事費用などが想像以上に予算が掛かり、背負いきれない負担になる場合が殆どです。

そこで出費を出来る限り抑える為に居抜き物件で開業するのが予算を抑えて店舗を構えるセオリーです。
そんな出来るだけ予算を抑えることが可能な居抜き物件ですが居抜き物件を借りる前に、注意点を知っておきましょう。

今回は、居抜き物件を選ぶときの注意点について紹介させて頂きます。

居抜き物件を選ぶときの注意点

居抜き物件を選ぶ際の注意点

まず、結論から居抜き物件を選ぶときの注意点を紹介していきます。
居抜き物件を選ぶ際に、絶対に注意すべきポイントは3つです。

1.立地

自店舗がターゲットにしている客層が来る場所であるかどうか。
いくら居抜き物件で初期費用安く抑えられたとしても、お客さんが来ない店をオープンしたら本末転倒になります。

2.前テナントの撤退理由

店舗が居抜きで譲渡されるというのは基本的には事業失敗による撤退であるはずです。
例外としては、その場で成功を納めて事業拡大というケースもありますが事業成功で居抜きというのは非常に稀です。

3.内装レイアウトが自店舗に噛み合うか

不動産は、賃料や立地、間取りなど、大なり小なり何かを妥協しなければいけないことがあります。
居抜き物件でも全てが理想的な物件に出会うというのは、そうそうありません。

居抜きの場合、内装のレイアウトを変更するには撤去と再構築の工程が必要になるのでそう簡単に変更できるものではありません。
内装イメージが自店舗とかけ離れていないか、ターゲット層に与える影響もあるので慎重に検討されて下さい。

居抜き物件が持つリスク

選ぶ際の注意点は紹介した通りですが、次に居抜き物件が持つリスクというのも年頭においておきましょう。
居抜き物件が持つリスクというのはシンプルで「中古」であるという点です。

中古商品が持つリスクは、想像に難くないかと思います。
まず、どれだけ稼働し続けてくれるかが不明確です。

車の中古だったら走行距離が10万?超えてたら危ないかもといった車への知識がある方なら想像が付くかと思います。
それと同様に居抜き物件で引き継ぐ設備や道具、家具というのは前テナントが経営してる際に毎日長時間使い続けたものです。

すでに消費されているので、あまり長い間そのまま使用することができません。
場合によっては引き継いですぐに買い替えが必要になるようなこともあるかもしれません。

中古ということを踏まえると、故障する可能性の高さ、メンテナンス費用なども掛かり、居抜き物件で安く店舗をオープンしたが経費が余計に掛かってしまうリスクも背負わなければなりません。

こういったリスクを減らすためには、内部見学の際に事前に設備の動作確認や、前店舗の経営年数や耐用年数と前回工事からの経過年数は確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、居抜き物件を選ぶときの注意点について紹介させて頂きました。

居抜き物件で退去する理由は経営不振によるものが殆どですが、不動産を中古で手放す際の常套手段として水回りなどの修繕工事に費用が掛かるものが、経過年数からそろそろ何かありそうだなと思ったタイミングで手放される方が多くいらっしゃいます。

利回りが悪く修繕の費用も掛かるならギリギリまで使って手放したいという心理からくるもので、居抜き物件ももしかしたら設備のメンテナンス時期が好機と踏んで手放される方がいらっしゃるかと思います。

良い居抜き物件と出会って良いスタートが切れるよう、居抜き物件の注意点をしっかり押さえて物件を探しましょう。

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