店舗OPEN時に自分でできる商圏調査

お店をオープンするにあたって、成功に導くのは開業後の努力だけではありません。
よくビジネスは戦国時代の戦(いくさ)に例えられるのですが、開店後は敵との戦(いくさ)が始まった状態です。

敵との戦(いくさ)が始まった状態では、もうジリ貧でしのぎを削って戦っていくしかありません。
そうならなくて良いように戦(いくさ)が始まる前に知略を練って勝ち戦(いくさ)に導く軍師のような立ち回りが最も重要になります。

今回は、店舗OPEN時に自分でできる商圏調査について紹介させて頂きます。

商圏調査のやり方

そもそも商圏調査とは、店舗を出店するにあたって、そのエリアに顧客が要るか、人口はどれくらいか、競合情報などの情報収集を行い多角的に分析して経営戦略に役立てるための調査の事です。

業者に依頼せずに自分で商圏調査をするやり方を簡単に紹介致します。

1.分析したいエリアを決める

希望のエリアで、予算間取りなど希望の条件で空いてるテナント物件はそこまで多くはありません。
なので目星を付けた物件が決まったらそこから「半径〜km」または、「徒歩or車or自転車等で〜分圏内」と範囲を設定してそこからコンパスの要領で指定のテナント物件を中心に円を描きます。
これによって分析したいエリアを絞り込みます。

2.統計情報を調べる

役所がそのエリアの統計データを大体月の初めにホームページで公開しています。
統計情報はかなり事細かに掲載されており、「総人口・人口の増減比率・人口(男)・人口(女)・世帯数・昼間人口・就業率・出生数・婚姻件数」などなど閲覧することが可能で、これらの必要なデータを収集します。

3.自社店舗と統計情報を組み合わせて分析する

自社店舗がターゲットとする顧客データがどれだけエリアに居るのか、競合店との距離や街の特性なども深堀りして精査しましょう。
街の特性を1つ例として挙げるなら、記者が住んでいるところは橋を挟んで橋を渡ったエリアが栄えているのですが、橋その物が狭く住民にとって橋を渡るという行為が億劫な為、地図で見ると距離はそんなに変わらないけれど、橋を挟んだお店は利用頻度が大幅に違うといった特性があります。

こうした街の特性は時間かけてエリアに赴き、足で調査する以外無いので見落としが無いように目を光らせましょう。

以上が自分で出来る商圏調査になります。
業者に依頼すれば、より事細かなデータを貰うことが出来ますが自分自身での商圏調査でも割とデータは揃えることが可能です。

ただデータの見方が分からない。
統計情報が自身の店舗に対してどこが大事か不明といった方は業者にお願いすることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、店舗OPEN時に自分でできる商圏調査について紹介させて頂きました。

冒頭でビジネスは戦国時代の戦(いくさ)に例えられると紹介致しました。
戦国時代の戦(いくさ)の鉄則として、4つがあります。

1つ目は負けない。2つ目は戦わない。3つ目は戦うなら勝ち戦(いくさ)しかしない。
4つ目は戦う時は全力で戦うこと。

まず、ビジネスで負けというと撤退になります。
撤退と言葉では簡単ですが、金額的損害は出店に掛かるお金数千万円が無駄になるということです。

数千万円というお金を動かせるのは人生で1度切りの人が大多数でしょう。
負けたらそこで全て終わりです。

なので絶対に一か八かのような勝負はしないことです。
次に戦わないことですが、競わずに済むならそれが一番です。

美容室しか無い街に、カレー屋をオープンさせれば何とも競わずに済みます。
そして勝ち戦(いくさ)しかしないこと、負けたら全てがそこで終わりなので知略を巡らせて絶対の絶対に勝てると思う勝ち戦(いくさ)しかしてはいけません。

そして最後にやると決めたら全力で取り組むこと。
どれだけ勝ち戦(いくさ)しかだと踏んでも片手間やったらビジネスは成功しません。
これらが全て揃った時に勝負することを強く推奨します。

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