飲食店を開業したいという方は多いです。
料理を作って提供するというビジネスモデルも分かりやすく作ったものを「おいしい」と評価されるのも働く意欲を高めてくれるものでしょう。

そんな飲食店を開業するにあたっての流れや注意点について分かりやすくまとめました。
今回は、飲食店を開業する時のポイントについて紹介させて頂きます。

飲食店を開業する時のポイント

飲食店を開業するまでに必要な事を簡単にまとめました。大まかな流れにのってご紹介していきます。

1.事業計画作成

飲食店を開業する前に、事業計画書を策定することが大切です。
事業計画には、開業費用、営業費用、予想売上高、競合店の分析、マーケティング戦略、人材育成計画などを記載し、開業前に必要な費用や問題点を把握して、開業後の経営に役立てることができます。

2.出店場所の選定

飲食店の成功には、場所が大きく関係しています。
人通りが多く、交通の便が良い場所を選ぶことが理想です。

また、競合店の分布や周辺環境（商業施設、オフィス街、住宅街など）なども考慮しましょう。

3.メニュー(商品)開発

飲食店の目玉になるのは、料理やドリンクの品質です。
開業前に、OPENする飲食店のコンセプトに合ったメニューを開発しましょう。

また、市場調査や競合店を分析し照らし合わせることも大切です。

4.店舗の内装・設備

快適な空間を提供するために、店舗の内装・設備にも力を入れる必要があります。
内装は、店舗の雰囲気やイメージを表現する重要な要素です。

客席だけでなく、キッチンや調理器具、冷蔵庫、冷凍庫などの設備も、品質や衛生面を考慮して選定しましょう。

5.スタッフの育成方法

飲食店のサービスの質は、スタッフの力量に大きく左右されます。
なので、人選はもちろん、スタッフの育成に力を入れ、接客マナーや料理の提供方法、衛生管理など未経験者がお店が求める人材に育つまでの動線作りが必要になります。

6.衛生管理

飲食店では、食品衛生法に基づいた衛生管理を徹底し、食材の管理、調理器具の消毒、手洗いなどの衛生対策を行うことが必要です。
不衛生というイメージが一度付くと客足はあっという間に遠退くので最善の注意を払いましょう。

7.資金調達

飲食店を開業するには、多額の資金が必要です。
資金調達には、自己資金、融資、投資家からの出資などがあります。

資金調達にあたっては、事業計画や財務諸表の作成が必要となるため、分からない場合は専門家のアドバイスを受けましょう。

8.マーケティング戦略の構想

競合店の多い飲食業界では、マーケティング戦略が肝となります。
近年ではSNSやブログ、口コミなどを活用した集客戦略は勿論のこと、キャンペーンなどを行うことで集客力を高めることができます。

どういった状況の時に何を打ち出すのか切り札は幾つか事前に準備しておきましょう。

9.経営の見える化

近年従業員にもある程度、経営が見える形にしておくことが風通しの良い環境づくりにも一役買ってくれます。
経営状況や財務状況を定期的に共有し、改善点を出し合うことが更なる業績向上に繋がります。

10.税金・法務の対応

飲食店を開業するにあたっては、税金や法務の対応が必要となります。
法的な規制や手続き、税金に関する知識など適切に対応する必要が出てる事が必ずあります。

こちらも資金調達の時と同様に分からない場合は専門家のアドバイスを受けましょう。

飲食店開業のデメリット

飲食店を開業する時のポイントで紹介したことは、飲食店部分のデメリットでもあります。
補足として簡潔に飲食店開業のデメリットについてもご紹介していきます。

1.金銭的負担

飲食店を開業するためには、初期投資が必要となります。
不動産賃料、内装や設備の改修費用、厨房機器や食器類、食材や酒類の仕入れなど、多額の資金が必要となるため、その負担が大きいと言えます。

また、開業後も思うように振るわず利益が出るまでの期間が長引くこともあるでしょう。

2.競合が多い

飲食店は、出店する地域に多数の店舗が存在している場合が殆どです。
顧客を獲得するためには、競合よりも魅力のある商品やサービスを提供する必要があります。

また、後から来る新規参入者により競合が激化することがあります。

3.営業時間が長い

飲食店の場合、殆どが朝から深夜まで営業を行うところが多く、営業時間の長さが経営者や従業員の負担となります。
また、土日祝日や年末年始などの繁忙期には、さらなる負担が増すでしょう。

4.スタッフの確保・育成が必要

飲食店では、スタッフの質が業績に大きく影響するため、適切な人材の確保や育成が必要となります。
しかし、従業員の流動性が高いため、採用や教育・研修の負担が大きくなることがあります。

5.法令関係の問題

飲食店では、食品衛生法や労働法など、様々な法令に適合しなければなりません。
これらの法令に違反した場合、罰則があるため、事前の確認や対策が必要です。

以上が、飲食店を開業する際のデメリットになります。

これらの課題に対し適切な計画と惜しみない労力で解決することが出来ますので飲食店を開業を検討されている方は是非前向きに取り組まれて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今回は、飲食店を開業する時のポイントについて紹介させて頂きました。

2023年02月現時点では、食材の高騰、差別化の難しさ、チェーン店のレベルアップなど飲食店を新規OPENしていくことは以前よりも難しさが上がっていっていると思います。
更にSNSもしなければいけないという本業以外にもエネルギーを使わなければなりません。